元気なうちに書くエンディングノートの書き方3

2021-10-17

エンディングノートには次の2タイプの書き方があるのではと思いました。
また、特に高齢者にとっては書くことが色々な意味で負担になる場合があります。

いつでもどんなことでも自由に書き足し育てるエンディングノート

昨年の4月に書き始めたエンディングノートにまだ書いていなかった項目や、保留にしていた内容について書き加えました。私自身、エンディングノートを書き始めてみたものの、全部の項目は埋められないし、まだ思いが定まっていないこともあるので、まだ空欄が結構あります。もしかするとこの先、考えが変わり書き直したり、書き足りない気になって自分で新たに項目を追加する場合も無いとは言えません。エンディングノートに決まりはありませんので、自由な形式、書式、構成にするのもありです。ただ、自由に書くと言っても極力読む人に配慮した内容を心がけましょう。小さすぎたり消えかけて読めない文字、どう解釈していいのか分からず、正確に意志が伝わらない文は困ります。一番問題になるのは、兄弟や家族の争いの元になる内容です。遺言書と違い、法的な効力はないからといって、残された人にとって配慮がない内容になっていないか、念入りに見直しましょう。

毎年新たに作る改訂版型エンディングノート

上記のように同じノートを更新していくのもありですが、気持ちを新たにまっさらなノートに書き始めるのももちろんありです。ただ、ノートには必ず書き始めた日付を明記し、最新版が分かるようにしておいてください。出来れば旧版は廃棄したほうが間違いがないでしょう。ご家族はあなたの死後に何冊も出てきたらきっと戸惑ってしまうからです。

高齢の親に書いてもらうためのポイントと注意点

先日両親から生命保険金の受取人が私名義のものがあると知らされたのですが、そういった情報は口頭だけでなく、ノートにまとめておいてくれれば、本当に助かります。もちろんその後何らかの変更があれば、それも加筆してくれるのが一番よいのですが、何らかのメモでもかまわないので最低限の情報(保険会社名、担当者など)を残してくれればそれが手掛かりになります。結局家族に加入の旨を伝えていなければ、加入していないのと同じですから。私の両親にはもちろん1冊ずつ、エンディングノートを渡して書いてもらっています。

書いてもらうのが難しい場合は・・・

親が高齢になってくると、身体は元気でも字や文章を書くこと自体がおっくうになってきたり、無理なことがあります。また、病気がちであればこういうことに抵抗があったり、話を持ち出すこと自体が難しい場合もあると思います。エンディングノートはあったらよいものですが、自分以外の人に書いてもらう場合は、無理強いしないほうがよいと思います。親が元気なうちに一緒に終活セミナーに参加したり、自然な流れで切り出すのが一番ですね。

かなり間が空いてしまいましたが😅シリーズものです。
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