理想の人生って?

2018-09-29

もう一度人生をやり直せるなら、あなたはどの時点からやり直したいですか?

最近よく、こんなことを考えてしまいます。
「過去は変えられない」のを分かっているのにも関わらず。

自分にとって、理想の人生って何なんだろう?

哲学的な問いかけになってしまいました。
思い起こせば自分の理想の人生像って年代やその時の心情によって変化していました。

幼少の頃の夢

誰でもおそらく「〇〇屋さんになりたい」とか、幼稚園や学校の先生、おまわりさん、スポーツ選手など、誰でも知っていて、身近で、目立って(制服があるなど)、かっこいいイメージの職業に憧れを持っていたと思います。
もちろん小さな子供は知らない職業が多いので、数少ない知っている職業から年収とか、大変さとか何にも考えず、純粋になりたいなぁと口にします。
その時点での夢を実際に叶えた人は一体どのくらいいるでしょうか。ちなみに私は幼少の頃はケーキ屋さんになりたかったです。残念ながら、ケーキ屋さんになることはこの先一度も考えなかったし、実際になりませんでした。

少し大きくなった小学生の頃の夢

自分が始めたスポーツの有名選手に憧れたり、その実績を知ると自分も同じようにやってみたいなど、具体性を帯びて想像するようになり、現実化させている有名選手も現れていますね。
私は小学生の頃に憧れたのは、女性アイドル歌手だったかな?将来なりたいというより、今やりたい、真似したいという感じで、振付をおぼえたり、衣装を手作りしたこともありました。
もちろん、現実化はありません(笑)

年代ごとに変わる将来の夢

中学生の頃は、特技や興味のあることを将来の職業に結び付けて考えていました。
私は英会話を中学に入る少し前から習い始めたのですが、おかげで中学の英語の授業がとても簡単に思えて、テストはいつも100点、成績はいつも5だったので、自分は英語が得意なんだと思っていました。そこから将来、英語の通訳になりたいと考えていました。
仕事のイメージとしては、京都なので外国人観光客の案内のような感じでした。ところが、得意だった英語も中3くらいから壁にぶち当たるようになりました。長文読解、文法がとてもつまらなかったからです。高校受験のためにしょうがなく、勉強しましたが苦痛でしかありませんでした。英語が面白くなくなると、将来の夢もキラキラしなくなって、気が付いたら「アニメ声優になりたい」に変わっていました。

高校生になって職業というより、大学選びになっていて、とりあえず英語の成績はずっと良かったので、なんとなく、進学するなら英文科かなと考えるようになっていました。海外にも行ってみたかったし、当時1年留年して交換留学する子が身近にいて、羨ましかったのを憶えています。私も外国人と意思疎通ができるようになって、国際的な仕事に就いたらかっこいいなぁと思っていました。
まだまだ身近で英語を話せる人はごく少数だった時代です。

このように、年代によって憧れや理想は変わっていくものです。
大人になるほど現実と理想がかけ離れていたら、理想を追いかけなくなってしまいます。
現実から近い、可能性の高い像を目標において「妥協」します。

大学生になって、英語が専門ではあったのですが、途中で高みを目指すことを諦めてしまいました。理由はあることが原因による自信の喪失です。私はずっと英語を使う仕事で、楽しそうな仕事は何かなと考えていたら、「旅行添乗員」が浮かびました。旅行は好きだし、まさにこれが天職では?と考えたのです。
身近な親や友達などに「旅行添乗員って、楽しそうやん?やりたいわぁ」などと話していたのだと思いますが、こんな時誰かが水を差すようなことを言い出します。もちろん本人は私のことを心配して言うのだと思いますが、本当に余計なことでした。
けれども今思えば、そんな言葉で諦めるほど私のほうも意志が強くなかったのです。

新卒で就職した会社では、少し英語を必要とする実務がありました。けれどもそれほど高いレベルを求められませんでした。
「理想の仕事とは別物でやりがいはないけれど、プレッシャーも少なく、それなりに給料が戴けるのだからよしとしよう」そう思ってあっさりと納得できました。
社会人になって実感したのは、仕事そのものよりもむしろ人間同士のつながりとか、社会のルールのようなものが気になってそれを重視するようになったことです。

理想の生活、人生って?

理想はいつしか、結婚や家庭生活に関することに変わっていきました。
もちろん、子供のころや各年代で思い描いてきた像はあったと思いますが、身近で現実化していくのを見るうちに、自分にも具体的なビジョンが見え始めました。近いようで届かない現実でも、理想を描いてワクワクしました。
職業は理想通りにはならなかったけれど、理想の結婚生活なら手に入るかもという期待を持ったのです。(別に玉の輿とかではありませんよ。ごく普通の温かい家庭でよかったのです。)

結果は手に入りました。ただし、期間限定でした。結局、理想が現実になると、理想ではなくなるのです。
当たり前と言えば当たり前で、よく考えてみればわかることでした。
理想が現実となったとき、不満や不足が生じれば新たな理想が生まれることがあります。また次の理想を追ってしまうのです。
すなわち、理想とは追いかけるだけのものなのです。

「今ここ」に感謝と幸せの継続

実は私はずっと、理想を追いかけることが幸せだと勘違いしていました。しかしそうではないことに、ほんの最近気づいたのです。
人生の折り返し地点を過ぎて、少し遅かったですが…。
「今ここ」に幸せを感じる、「今ここ」を幸せに生きるのを継続することが幸せであるということを知らなかったし、全然できていませんでした。未来にあるだろう星ばかり求めて、今自分が持っているものに気づけなかったなんて、本当に愚かでした。
もし人生やり直しができるなら、正直もう一度初めから生まれなおしたいと思いますが、50歳になる直前に気づいたことを、過去の自分ができるとは思えないです。
夢や理想はこれからも持ち続けていきたいです。でもこれからは理想を追いかけるだけの人生は止めにしようと思います。
そして過去は変わらなくていいから、今からでも現状に感謝し、幸せを感じ続けていきたいです。

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